「営業日誌」へようこそ!
ここでは、営業スタッフの日常や、みなさまとの出会い・会話から生まれたエピソードをお届けします。
今回のテーマは、カタログ制作における重要なポイントのひとつ、「フォーマット」についてです。
初めて当社にお問い合わせいただいたA社様。これまでのカタログデザインには満足しているものの、製品点数が増えてきたため、「情報が整備されたカタログ」を求めていました。こうしたニーズに対して、当社のプランナーが最初にお話しするのが「フォーマットの重要性」です。
目次
カタログ制作におけるフォーマットの重要性
カタログは、数多くの製品や情報を効率よく一冊にまとめることが求められるため、視認性・検索性が非常に重要です。
そのため、見た目の華やかさといったデザインそのものよりも「フォーマット」の整備がカタログ成功のカギを握ります。フォーマットがしっかりと決まっていることで、どのページでも一貫したデザインが保たれ、ユーザーが情報を探しやすくなります。逆に、フォーマットが曖昧だと、ページごとの情報量にばらつきが出たり、目線が散らばってしまうため、重要な情報が埋もれてしまうことがあります。
事例をみてみよう
右図のように、同じ要素を繰り返すことで、一貫性が生まれるため、ユーザーが情報を探す際のストレスが減り、結果的に製品への関心が高まります。
チラシと比較してみよう
下図では、ページ物のカタログと1枚もののチラシを比較しました。
フォーマット化は、ユーザーが読みやすいだけではく、制作サイドにとっても修正が容易になるなどのメリットがあります。
フォーマットの整備で得られる効果
購買意欲を逃さない
カタログの主な利用目的は、「製品の選択・注文」。買いたい製品をすぐに探せなければ、閲覧をやめてしまうかもしれません。とくにカタログのようなページ数が多い冊子は、いかに早く目的の製品までたどり着けるか、読者の心を離さないスピード感がポイントと言えます。
フォーマットをしっかりと整えることで、検索性・視認性が向上するため、ユーザーの興味を惹きつけ、最終的には購買意欲を刺激します。
顧客満足度向上
必要な情報がすぐに見つかるカタログは、使いやすくストレスがありません。製品を探す際のイライラが解消されることで、ユーザーの満足度も自然と高まると考えています。
視認性・検索性のあるカタログづくり
では、フォーマットで重要なのはどんなことか、細かく見ていきます。
ページレイアウトの統一
製品ページごとのレイアウトを統一することで、ユーザーがどのページを見ても違和感なく情報を把握できるようにします。これにより、視覚的な混乱を防ぎ、目的の製品を簡単に見つけられます。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
カテゴリー分け・ツメの工夫
製品をカテゴリーごとに分け、それぞれのセクションに目立つ見出しやツメを設けることで、ユーザーが簡単に目的のカテゴリーにアクセスできるようにします。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
写真とテキストのバランス
写真や画像の配置を工夫し、テキストとのバランスを取ることで、カタログ全体が見やすくなります。特に、製品画像は適切なサイズで配置し、情報量が多い場合はテキストを読みやすくするための余白をしっかりと取ります。
より製品の魅力が伝わるカタログづくりを
今回は、製品数の増加によるカタログリニューアルのご相談事例を紹介しました。「情報が整備されたカタログ」というご要望をいただいた際に、まず既存のカタログを詳細に分析しました。その結果を踏まえ、お客様のニーズに合った新しいフォーマットのアイデアを具体的にご提案し、視認性の向上を目指しました。